徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(平成31年)1月28日 月曜日 徳洲新聞 NO.1169 四面

沖永良部病院
“J&J(自画自賛)カンファ”
職員の成果を共有

「明日からまた良い仕事しよう」

島の形を模した沖永良部ポーズで記念撮影(前列中央が渡慶次院長) 島の形を模した沖永良部ポーズで記念撮影(前列中央が渡慶次院長)

沖永良部徳洲会病院(鹿児島県)は院内でJJカンファレンスを開いた。二ノ坂建史・非常勤医師(にのさかクリニック副院長)が始めた取り組みで、各部署の職員が仕事に関する取り組みや成果を発表し合う。自画(J)自賛(J)、他者礼賛が基本。部署や職員間の相互理解、職員のモチベーションアップが目的だ。

3回目の今回は10人が発表。職員による投票の結果、通所リハビリテーション室の山畠みゆき介護福祉士が院長賞を受賞した。山畠・介護福祉士は、集団リハビリテーションの結果、筋力や握力が回復しただけでなく、意欲が湧き表情が明るくなった利用者さんのケースを報告。「一つひとつの活動を積み重ねて利用者さんの社会参加・社会貢献につなげていきたい」と意欲を示した。

二ノ坂医師が日本救急医学会総会・学術集会で発表した内容も展示 二ノ坂医師が日本救急医学会総会・学術集会で発表した内容も展示

このほか、渡慶次賀博院長はNPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)の隊員として、2010年のハイチ大地震で現地に赴き医療支援活動を行った様子を紹介。地元の沖永良部島で災害が起こった場合にも言及し、とくに共助の重要性を強調した。元俊洋事務長は18年5月の事務長就任後、医事課の強化や鹿児島徳洲会病院を参考にした職員の経営意識の向上などに努め、数字を示しながら成果をアピールした。

二ノ坂医師は沖永良部病院で経験した当直時の救急搬送や内視鏡治療での工夫、医師確保への協力などを紹介。さらに第46回日本救急医学会総会・学術集会で「沖永良部島(鹿児島県)における奄美ドクターヘリ運航開始前後の変化と傾向」をテーマに発表した内容も解説した。

当初の予定時間を大幅に上回るほどの盛況ぶりに、二ノ坂医師は「J&Jは私が福岡徳洲会病院の研修医だった頃、当時の仲間と行っていました。参加者が“明日からまた良い仕事をしよう”と思ってくれたら嬉しいです」。

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