徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)8月3日 月曜日 徳洲新聞 NO.1247 三面

徳洲会 栄養部会の臨床栄養研修
初めて全国対象オンライン開催

オンラインで全国各地のグループ施設をつなぎ研修オンラインで全国各地のグループ施設をつなぎ研修

徳洲会栄養部会は7月18日、臨床栄養ワーキンググループによる研修を実施した。従来は地域ごとに集合して行っていたが、今回、初めて全国を対象にオンライン形式で開催。グループ病院・介護施設の管理栄養士ら159人が参加した。

当日は「リハビリテーション栄養」(リハ栄養)がテーマ。リハ栄養とは、リハビリと栄養が相補的な関係にあるとの視点に立ち、“リハビリから見た栄養管理”や“栄養管理から見たリハビリ”を行うことで、サルコペニア(加齢による骨格筋量・筋力の低下)やフレイル(加齢により心身が老い衰えた状態)などの改善に取り組む考え方だ。

講師は、回復期リハビリ病棟をもち、より質の高いリハ栄養を実践している鎌ケ谷総合病院(千葉県)の横手佑香・栄養科主任(管理栄養士)と南部徳洲会病院(沖縄県)の喜屋武桃子・管理栄養士が務め、総合的な司会進行・調整役を一般社団法人徳洲会(社徳)の赤嶺涼佳・栄養部副主任が担った。前半は、横手主任がリハ栄養の定義やケアプロセスなど基本を解説。後半は、喜屋武・管理栄養士が栄養評価や栄養プランの進め方について具体的に説明し、グループワーク(GW)を行った。

GWでは、提示された症例に対する栄養状態の判定、とくにリハ栄養で必要な栄養量の算出などを議論。他施設の栄養評価方法や摂取不足の患者さんに対するアプローチなど、栄養管理の方法を全体で共有した。

参加した中部徳洲会病院(沖縄県)の比嘉華花・管理栄養士は「移動にともなう負担がなく、参加者の顔も見えるオンライン形式の研修は良かったと思います」と満足げ。初の試みに部会長の鑓水弘樹・社徳栄養部部長も「皆、積極的に発言してオンラインの良さを実感しました」と手応え上々だ。

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