徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)09月04日 月曜日 徳洲新聞 NO.1405 2面

日本緩和医療学会北海道支部学術大会
大会長の大役まっとう
藤原ホームケアクリニック札幌院長

日本緩和医療学会第5回北海道支部学術大会が8月26日、札幌市で開かれ、ホームケアクリニック札幌の藤原葉子院長が大会長を務めた。大会テーマは「緩和ケアにおける多様性~多様化するニーズに我々はどう応えるべきか~」。410人が参集、盛況だった。藤原院長以外にも徳洲会職員が参加し、3演題を発表した。

特別講演の座長を務める藤原院長

開会の挨拶に立った藤原院長は今大会に込めた思いを吐露。「幅広い知識が身に付くと思います。参加して良かったと感じていただけるプログラムになったはずです」と呼びかけると、会場は大きな拍手に包まれた。この後、座長などを務めた。

今大会は、すべての一般演題を口演(口頭発表)とし、学会非会員も演題の登録を可能にした。シンポジウムは設けず、一般演題の各セッションをシンポジウム形式とし、緩和ケアに関心をもつ多くの医療関係者が交流できるように工夫した。

会場を埋め尽くすほど大勢が参加

一般演題では、緩和ケア訪問看護ステーション札幌の熊田美香・看護主任、札幌南徳洲会病院の山本国孝・薬剤部副主任(薬剤師)、ホームケアクリニック札幌の岡村直香医師が、それぞれ発表した。また、札幌南病院の前野宏総長が一部のセッションで座長を務めた。大会の盛況ぶりに、前野総長は「本当にプログラムが良い」と感心しきりだった。多くの徳洲会関係者が参加した。

大会は無事終了。藤原院長は「事務局をすべて当クリニックで担ったため、日常診療を行いながらの準備は本当に大変でした。当日は連携先の医療スタッフもボランティアとして支援してくれました。一人ひとりが自主的に動いてくれたことが一番の喜びです」と謝意を示唆。

「多くの方に参加いただいたこと、講演内容の感想を語り合う活発な交流が至るところで生まれていたこと、参加した多くの方から、お褒めの言葉をいただいたことなどから、“ホスピスマインドを体感する大会”になったと自負しています」と充実感に満ちあふれていた。

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